・トライツ靱帯付着部で空腸に続いているが、腹腔後壁に付着し、

固定されている。

腸間膜を持たず、下行部の乳頭を介して総胆管膵管が合流する。

 
・ 粘膜、筋層、奨膜の3層からなる。

分泌腺としては十二指腸腺(ブルンネル腺)が存在し、

アルカリ性の粘膜を分泌する。

 
・ 第1腰椎で、右前で幽門に続きC字形に湾曲し、

第2腰椎左で空腸に移行する。

 
・ 内側壁には総胆管と膵管の開口部である大十二指腸乳頭がみられる。

 
○ 大十二指腸乳頭
ファーター乳頭ともいわれ、総胆管と膵管の開口部があり幽門から約10センチ、

切歯から75㌢の距離にある。

総胆管の開口部にはオッディの括約筋がある。

 
○ 十二指腸空腸曲
十二指腸末端で前方に向かって曲がり、腹腔内に入り空腸内に続く部をいい、

トライツの靱帯で後腹壁に固着されている。

 
〈病態生理〉
穈粥が十二指腸や上部小腸の粘膜に触れると、

粘膜にある内分泌細胞のセクレチン分泌細胞(S細胞)、

コレシストキニン・パンクレオザイミンの分泌細胞(Ⅰ細胞)が情報をキャッチし、

それによって消化管ホルモン(セクレチン、コレシストキニン・パンクレオザイミン)が分泌され、

消化液の分泌や運動を促す。

 
○ セクレチンの働き
・ 胃酸分泌をとめる。
・ 胃の蠕動運動を抑制する。
・ ガストリン分泌抑制。

 
○ CCK/PZ(コレシストキニン・パンクレオザイミン)
・ 消化酵素に富む水の少ない膵液分泌。
・ 胆のう収縮

消化器の小腸の機能