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小腸の機能

小腸の最も重要な機能とは栄養素の吸収である。

その機能を効率よく行うために小腸の粘膜は吸収面積を広くするように、

内腔へ突出した構造になっておりそれを輪状ヒダ(クルクリンヒダ)という。

 

その粘膜表面には高さ約1mmの絨毛が密生し、

さらにその絨毛を構成する細胞の表面に微絨毛という無数の微小突起が生えている。

これにより小腸の吸収面積は200m²になるといわれている。

 

また絨毛の高さは空腸がほかの部位に比べて高く、

その結果、管腔の表面積が広くなることにより同部位が

吸収に重要な役割を果たしていると考えられる。

小腸絨毛は血管網に富んでおりほかの消化管の毛細血管より物質の透過性が優れている。

 

糖質、たん白質(アミノ酸)、脂質(脂肪酸)、ビタミン、塩類、水分のほとんどが

この毛細血管網から拡散、あるいはエネルギーを使った能動輸送といった形態により吸収、

輸送される。

 

また、各栄養素の吸収は、小腸の部位によって違いがある。

十二指腸から空腸ではカルシウム、鉄、糖質、水溶性ビタミンなどが吸収され、

小腸中部ではアミノ酸、脂肪酸が吸収される。

回腸ではビタミンB₁₂が吸収される。

小腸の仕組み