WS000006

 

骨の発育と再生
骨形成の過程を骨化という。

骨は2つの骨化様式で形成される。

 

軟骨内骨化は、まず軟骨が形成され、これが変性、

石灰化した後に骨が形成される骨化様式であり、

管状骨の長径成長はこの様式で行われる。

 

結合組織内骨化は、結合組織細胞が骨芽細胞に分化して骨が形成される骨化様式で、

扁平骨の形成や管状骨の横径成長はこの様式で行われる。

 

骨折の治癒過程で一般的にみられる軟骨性仮骨を経る骨癒合は、

軟骨内骨化によっておこり、AO式圧迫骨癒合でみられる一時的骨癒合は

結合組織内骨化によっておこると考えられている。

 

骨形成と骨吸収、骨の再構造(リモデリング)

骨では一生を通じて骨形成と骨吸収が活発に行われおり、

これを骨の再造形(リモデリング)とよぶ。

 

骨芽細胞は骨基質を産生し、これに無機質が沈着して骨になる。

無機質が沈着する前の骨基質を類骨をよぶ。

骨が形成されると、細胞は骨内に取り込まれて骨細胞となる。

 

一方、骨梁表面には骨吸収が行われる場所がありハウシップ窩とよばれる。

そこには破骨細胞が存在し、骨の吸収お行っている。

骨形成と骨吸収とは、成人においては完全にバランスを保って行われており、

この過程には上皮小体(副甲状腺)ホルモン、カルシトニン、ビタミンDなどの因子が関与している。
さらに、力学的負荷などの物理学的因子は、骨代謝に影響を与える。

骨は力学的負荷にかかる部分に形成され、加わらない部分では吸収され、

これはウォルフの王変則とよばれる。

なんらかの原因によって、骨吸収が骨形成を上回ると骨量の減少が起こって、

骨粗鬆症となり、逆に骨形成が骨吸収を上回ると、骨硬化がおきる。

運動器、骨の仕組み