下肢帯の構造と機能

・下肢帯は骨盤で体幹と連結しており、二足歩行する支持の要である。

大関節としては股関節・膝関節がある。

・骨盤は軽度前傾しており、体重は股関節から膝の中央を通り、足関節から踵にかかる。

荷重軸が変化するとこれらの関節に障害が発生する。

 

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股関節

股関節はソケット状の寛骨臼(白蓋)に大腿骨頭がはまった球(臼)関節で広い運動範囲を有する臨床的にも重要な関節である。

寛骨は腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨で形成されている。

 

股関節は屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋の運動をするが、

屈曲には腸腰筋(大腿神経支配)が、伸展には大殿筋(下殿神経支配)が、

外転には中殿筋(上殿神経支配)が、内転には内転筋(閉鎖神経支配)が主に働く。

 

膝関節

膝関節は大腿骨、脛骨、腓骨、膝蓋骨で構成され(図16)、屈曲と伸展が主な運動である。

 

膝関節は内・外側の側副靱帯と関節内の前・後十字靱帯により動揺性が制御され、

半月板という軟骨によって衝撃を吸収する。

 

・スポーツ外傷の多発部位でもあり、臨床上重要な関節の1つである。

 

・伸展には大腿四頭筋(大腿直筋・中間広筋・外側広筋)の4筋のすべてが大腿神経支配)が、

屈筋には大腿二頭筋(坐骨神経支配)が主に働く。

 

・大腿四頭筋の筋力は、膝蓋骨を支点にして膝蓋靱帯により脛骨に伝えられる。

 

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運動器の解剖生理〜関節の仕組み

変形性膝関節症の病態生理