赤血球生産の調節

赤血球の酸素が不足すると、糸球体旁複合体からエリスロポエチン(EPO)という

造血ホルモンが分泌され、これが骨髄の赤血球系幹細胞に働いて、

赤血球の生成を促進する。

腎機能が低下すると、腎への血行が低下し、EPOの産生が低下し、貧血を起こす。

 

酸塩基平衡の調節

体液・血液のpHは、7.4±0.05で、保たれている。

この一定したpHのおかげで酵素や細胞が正常に働くことができる。

体内では、種々の酸H+が産生され、体液(血液)のpHを下げる傾向にある。

そこで、pHの変化が起きないように3つの調節系が働く。

 

1.化学的調節;HCO3-やタンパク質、PO4--による化学的調節で、

これらの物質が速やかに化学的に酸を中和し、pH変動を起こさないようにする。

 

2.呼吸系調節;血液を酸性化する炭酸を産生するからだの代謝産物(CO2)を

換気によって肺から排出する。

酸性に傾いた血液のpHを数十分で正常に戻す。

 

3.腎臓系調節;過剰の酸や塩基を尿として排出するもので、この調節には1~数日を要する。

腎臓では、アシドーシスのときは過剰のH+やNH3の尿中への分泌を促進するとともに、

HCO3-の再吸収を促し、塩基の減少を防ぎ尿酸生尿を排出する。

ホルモン系と腎機能