ホルモン(CaとP)の調節

CaとPは骨や歯の形成と維持に作用する他にCaは神経や筋の働きや、

血液の凝固に、Pは、エネルギー代謝に重要な役割を果たしている。

Caの代謝はリン酸イオンと密接に関係し、血中のCaとPの調節には、

ビタミンD並びに上皮小体と甲状腺から分泌されるホルモンが関与している。

ビタミンDは、腎臓の近位尿細管で、1α,25(OH)2D3という活性型ビタミンDに

変換される。

活性型ビタミンDは、①CaとPの腸管からの吸収と尿細管での再吸収の促進、

を促進する。

 

正常な石灰化の維持と骨吸収を促進する。

上皮小体:上皮小体から分泌されるパラソルモン(PTH)は、

尿細管でのCa++やH+の再吸収促進と、P、Na+、K+の排出増加、

ビタミンDの活性化を促し、腸管からのCaの血中への遊離を促進する。

甲状腺:甲状腺からは、サイロキシンとカルシトニンが分泌される。

サイロキシンは、濾胞細胞から分泌されるホルモンで、

アミノ酸にヨードが結合したものである。

サイロキシンは、主に、細胞代謝を亢進し、神経系の成長分化を促進する作用がある。

腎臓に対しては、糸球体濾過を促進し、水の再吸収を抑制するため、

尿量は増加し、代謝産物の排泄は増加する。

そのため、甲状腺機能低下(粘液水腫)時は、浮腫様皮厚が起こる。

カルシトニン(CT)は、濾胞の外側にある濾胞旁細胞から分泌されるホルモンで、

血清Ca濃度を低下させ、骨からCa、P放出を抑制し、骨新生を促進させる。

また、尿細管からのCa++、PO4――、Na+、Cl-の排出を増加させる。

その結果、細胞外液は減少し、血中レニンは増加し、アルドステロンの分泌増加となる。

副腎について