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6、胆汁分泌

胆汁は肝臓細胞で作られる(600~800mL/日)。
肝細胞の間には、胆細管と呼ばれるすきまがあり、そこに胆汁が集まって小葉間胆管を経て肝管を通り肝臓外へ出る。

肝管は肝門部で合流して総肝管になった後、胆嚢とつながる胆嚢管と合流して総胆管になり、十二指腸の開口部であるファーター乳頭に至る。
胃や十二指腸内に食物がない状態ではファーター乳頭にある総胆管括約筋が緊張しているため、肝臓から持続的に分泌される胆汁は総胆管内に充満し、圧力で胆嚢内に流れ込む。

そして、胆嚢で濃縮され、食物が十二指腸内に入った時に括約筋が弛緩して分泌されるという仕組みである。
 胆汁の主成分である胆汁酸は、膵液中の消化酵素を活性化させて脂肪の消化を助ける。
また、胆汁には古い赤血球が壊される際にできるビリルビンを肝細胞で抱合した物質も含まれていて、これを体外へ排出する役目もある。

⇒胆嚢炎の原因と症状