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<経過別看護とは>
 対象の健康レベルは、常に変動している。健康レベルが何らかの治療が必要となる程度に変化をきたす場合、その健康レベルの変化にはいくつかの特徴がみられる。経過別看護とは"対象となる人々の健康レベルの変化の特徴に適した看護を展開していくこと"をいう。

 患者の状態は、治療やケアの必要性の程度によって、次の3つに大別される。第1は、最も緊張性があり、生命が危機的な状況で直ちに治療が必要な場合である(救命を要する)。

それほど急を要さないが、早期に医学的治療の必要な場合や、診断のためにより精密な検査などが必要な場合である(検査・治療には、入院を要する場合と通院で可能な場合がある)。

第3は、特別な医学的治療は要されないが、生活調整などが必要な場合(健康教育などが必要な場合)である。

これらのどのグループの患者に対しても、看護ケアは必要である。それぞれのグループに適した看護と治療を受けて、患者はあるパターンの経過をたどる。それは生命への危険度、医療依存度とセルフケアとのバランス、ケアの優先度によって、急性期、回復期(移行期)、慢性期、終末期とに分けられる。