③食事、排泄、清潔への援助
(食事)
 急性期にある患者すべてに食事制限があるわけではないが、嗜好品や香辛料は制限されることが多い。そのため、食欲を増すための工夫や食事時の介助が必要である。たとえば、、患者が食べられそうな食事を栄養課に依頼したり、自分で食べられない患者には介助したり、食事を温めたり、冷たくするなど、患者ができるだけ口から食べられるように援助する。治療食を指示され、食事の内容や味つけが制限されている患者には、その必要性を十分に説明し、理解を得ることが大切である。そのうえで、塩分にかわる調味料として酢やレモンが使えることを説明するなど、具体的な対策を指導することも必要である。また食事を配る際、患者の苦痛を理解した言葉をかけ、患者を励ますことも忘れてはならない。服薬についても水分が制限されていることがあるため、飲みやすい工夫が必要である。

(排泄)
 排泄については患者のプライバシーを考慮して苦痛を最小限にする援助を行う。排泄ごの手洗いに関しても、状態によって配慮することが必要となる。
患者の膀胱にカテーテルが挿入されている場合は、患者の苦痛を最小限にすること、尿の観察をすること、カテーテルによって患者が傷つかないように管理することも援助となる。また、その人なりの習慣に合った排便のリズムが維持されるように援助することも必要である。

(清潔)
 急性期は熱による汗で身体が汚れやすい。しかし、入浴」や髪を洗うことが病態を悪化させるため禁止されることが多く、患者は苦痛をおぼえている。一般に日本人の身体の清潔に対するニーズは高く、入浴できないことによる掻痒感・不快感などの患者の苦痛は大きい。病体を悪化させない方法で患者の身体の清潔を維持するように援助することがもとめられる。口腔内んお清潔は感染予防のためにも重要である。