Ⅱ、脊髄神経
脊髄神経は、後頭部および頭部以下の四肢、体幹の運動と、

感覚の中枢神経系との連絡の役割を果たしている(顔面は脳神経系)。
脊髄前角からは、運動性神経線維が脊髄前根として形成され、

脊髄後角からは、感覚性神経線維が脊髄後根として形成される。

両者はすぐに1本に合流して、脊髄神経となる。
脊髄神経は、頸神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、

尾骨神経1対の、計31対からなる。

 

これらの神経は、脊柱管を出たあと、前枝、後枝、交通枝、

硬膜枝の4つの枝に分かれる。交通枝は、ほぼ分節性に自律神経系
と連絡する。

後枝は、身体後面に分布する。
前枝は、上下の神経が互いに神経線維を出し合い、複雑な神経叢をなす。

すなわち、頸部では頸神経叢と腕神経叢を形成し、腰部では腰神経叢を、

尾骨神経では仙骨神経叢と尾骨神経叢を形成している。

 

①頸神経叢:第1頸神経~第4頸神経。頸部を中心に分布する。

横隔膜も支配する。
②腕神経叢:第5~第1胸神経。上肢帯や手を中心に分布する。
③腰神経叢:第1~4腰神経。大腿や下腹帯に分布する。
④仙骨神経叢:第4腰神経~第4仙骨神経。おもに下腿に分布する。
⑤尾骨神経叢:第5仙骨神経~尾骨神経。直腸・肛門に分布する。

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