Ⅳ、検査前後の看護の手順
1、患者への説明
・腰から針を刺し、髄液を採る検査を行うことを説明する(腰椎穿刺は、患者によって目的が異なるため、医師に確認し、患者に適した説明をする必要がある)。
・穿刺時、身体的苦痛を伴う検査である。また、検査後も、低髄圧症状をきたすことがあるため、安静が強いられる検査であり、十分な説明が必要である。

2、検査前の処置
①検査前に排尿を済ませ、バイタルサインを測定する。
②必要物品をそろえる。
 ・滅菌布片  ・圧棒  ・受け皿  ・スパイナル針  ・滅菌手袋  ・三方活栓
 ・局所麻酔薬  ・消毒液  ・ディスポ注射器  ・滅菌スピッツ  ・滅菌ガーゼ
 ・膿盆  ・鑷子  ・処置用シーツ  ・絆創膏
③医師が施行しやすいような環境を作る(椅子とベッドの位置調整や、処置灯やベッドライトをつける)。
④滅菌操作で行える空間をつくる。

3、検査中
①不必要な露出は避け、保温に注意する。
②患者の体位を介助する。
③穿刺中の患者の状態を観察し、異常時は医師に報告する(体位の保持、下肢の電激痛の有無、顔色、脈拍、呼吸の変化、頭痛や悪心の有無)。

4、検査後の管理
①バイタルサインを測定し、頭痛、嘔気、めまいの有無の観察を行う。
②枕をはずし、水平位とし、医師から安静時間を確認し、安静を保つように説明する。
③患者の手元にナースコールを置き、何かあれば押すように説明する。
④安静時間が終了したら、安静解除とする。
⑤物品のあとかたづけを行う(医療廃棄物、分別ごみ、消毒が必要なものに分ける)。

Ⅴ、注意すべきこと
● 患者の体位を介助するときは、患者の首と膝を支える。その際、圧の動揺を防ぐため力んだりせず、静かに呼吸するように説明する(咳をしたり、腹部に力を入れると髄液圧が高くなるため)。
● 採取した髄液の量、性状、色調を観察する。
● 食直後の検査は避ける。
● 検査後の入浴は禁止とし、翌日、穿刺部位に異常がなければ許可する。