<検査前の聴取・観察>
 被検者の脳波検査の目的をあらかじめ理解し記載する。記録前に被検者の氏名、年齢、脳波番号、記録日時、最終食事の時刻、抗精神病薬、バルビツレート、抗不安薬、抗てんかん薬などを服用しているかどうかを確認し記載する。また、検査前に睡眠不足などがないかを聴取しておく。αコーマでは意識状態と覚醒度を観察する。
 褥瘡や外傷などの頭皮の異常や、内科的・外科的疾患の有無または既往、てんかん発作後の状態かどうかも聴取し、観察しておく。てんかん患者の場合は、最終発作がいつ起きたかを確認する。

<看護上の留意点>
・脳検査ということや、機械のものものしさから、患者は不安をおぼえることが多いので、疼痛や危険性が全くないことを十分説明し、リラックスして長い検査時間を過ごせるように工夫する。小児では、おもちゃやミルクなどを用意しておくことも必要である。
・検査は30分~1時間とかなりの時間を要し、その間安静が必要である。このため必ず排尿・排便をさせておき、また、強い空腹や満腹を避けるように注意する。
・脳波検査を受ける患者は、抗痙攣剤を服用していることが多いが、その取り扱いについては、医師の指示を確認すること。また、小児をおとなしくさせるために勝手に眠剤を飲ませたりしてはならない。
・脳波検査を受ける患者は、痙攣剤賦活法検査中だけでなく、搬送中、検査中を問わず痙攣発作を起こす可能性がある。このため常に痙攣に対する準備をしておく必要がある。また、睡眠中の患者や意識のない患者がベッドから転落して怪我をしないように、注意する。
・脳波は、大脳の発達と関連が深く、小児の場合、その発達段階に応じて正常所見も異なるので、対象児の年齢を明らかにしておく必要がある。
・電気的危険性に対しては、機械の整備とアース線の接地を必ずチェックする。

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