<看護>
[検査前]
① 医師より検査の目的や方法について患者に説明が行われるので、以下のことを患者が理解しているか確認し、安心して検査を受けられるようにする。患者は、痛いのではないか、動くといけないのか、検査中に寝てもいいのか、など不安に思っていることがある。
・ 寝て行う検査であること
・ 検査中は安静にしていること。
・ 緊張すると正確な脳波がとれないのでリラックスする
② 心身の安静を妨げるような飲食(アルコール類)は避ける。
③ 脳波に影響を与える薬剤(抗痙攣剤、鎮痛剤、鎮静剤、睡眠剤)は、服用の有無を医師に確認する。
④ 頭皮が汚れていると正確な脳波が得られないので、洗髪して油脂を取り除き、十分に乾燥させ清潔にしておく。また、ヘアピンなどの金属製品は除去する。
⑤ 検査には30分~1時間を要するので、検査前に排泄の誘導をする。
⑥ 検査中安静を保てない患者は、医師の指示により鎮痛・鎮静剤や睡眠剤を与薬する。使用薬品名と量を検査技師に伝える。
⑦ 頭蓋内圧亢進のあるときは、バイタルサイン、意識状態、瞳孔、全身状態を観察する。
⑧ 賦活脳波のときは、痙攣を起こす可能性があるので、抗痙攣剤を準備する。

[検査中]
① 仰臥位に寝かせ、緊張をとる。患者が緊張したり、歯を食いしばったり、会話や体動があると、筋電図が混入することがあるので、軽く開口させたり、全身の筋肉を十分に弛緩させるようにして、リラックスさせる。
② 室温を適度とし、緊張や発汗を避ける。
③ 睡眠剤使用時は呼吸抑制の可能性があるので、呼吸状態に注意する。また、意識障害があるときは誤嚥を防ぐため、顔を少し横に向けておく。
④ 小児や不穏状態の患者は、体動が多かったり、手を顔にもっていったりするため、電極糊の上から絆創膏を貼って弾力包帯を巻くか、ネット式包帯などをかぶせるとよい。
⑤ 痙攣発作が誘発されたときや睡眠中などに、誤ってベッドから落ちないように注意する。

[検査後]
① 一般には皿電極を用いる。針状電極の場合は穿刺部位軽度の出血をみることがあるので、消毒し滅菌ガーゼをあてる。皿電極の場合は、電極糊を用いるので、終了後よく拭き取るか洗髪を行い、くしで整髪する。
② 必要に応じてバイタルサインの測定を行う。特に、鎮静剤や睡眠剤を使用した場合は、覚醒するまで十分な観察をする。