☆検査当日の手順☆

①視鏡検査用チェックリストに必要事項を記入する。
・感染症の有無については必ず記入する。
②朝、医師の指示による点滴を行なう。
③義歯を入れている場合には、処置前にはずしておく。
④検査に向う直前に、前投薬を行なう。
・鎮静、鎮痛を目的に、ペンタゾシン15mg 1アンプルを筋肉注射する。
⑤患者を放射線室に案内し、伝票とチェックリストを一緒に提出する。

☆検査終了後の注意点☆

•重篤な合併症は、薬剤によるショック、腸管穿孔、膵臓や胆道の感染症であり、致命傷となる場合がある。
・医師に検査結果(膵管・総胆管がそれぞれ造影されたかどうか)を聞き、ERCPオーダー表に従って、点滴・禁食・内服の指示を確認する。
・バイタルサイン、一般状態を観察する。
・合併症を疑わせる症状が出現したら、すぐ医師に連絡する。(表2)
・翌日、検査データをチェックする。

*特に血中アミラーゼ値の上昇、白血球数の増加に注意する。
・検査後1~2時間は安静にする。
・絶飲食の解除時刻については、医師の指示に従う。

•ショックに対しては、一般の場合と同じで、予防と早期の適切な処置が重要である
•十二指腸穿孔は、他の腸管穿孔とは異なり後腹膜に穿孔することがあり、症状の発現が遅く検査中には気づかないことがあるので注意が必要である。

•急性化膿性胆管炎・急性膵炎:胆嚢炎・胆管炎・胆石症・慢性膵炎・膵嚢胞等の基礎疾患があることが多い。嚢胞・膵管や胆道の拡張があり注入した造影剤の排泄が悪いときに、検査後36~48時間して悪寒戦慄・高熱・腹痛などで急激に発症する。

•十二指腸粘膜下に造影剤による嚢胞形成:症状が無ければ問題ない

•一過性高アミラーゼ血症:症状がなければ問題ない

•急性膵、慢性膵炎、胆石症などの原因疾患の増悪、過度の造影剤注入による一過性の血圧低下,過換気症候群にも注意する。

•検査終了後は転倒しないようにし、車椅子やストレッチャ―で帰室する。

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