前投薬
1、消泡薬の服用
 シメチルポリシロキサン(ガスコンドロップ)がよく使われる。この内服を忘れると胃内に白色調の泡が残り、検査中に水洗いが必要になり、時間を浪費することがある。
2、咽頭麻酔
 塩酸リドカイン溶液(キシロカインビスカス)を5mlをのどの奥に5分程度ためてもらう。その後、飲んでもらうが、飲めない場合は吐き出してもらう。
 必要に応じ塩酸リドカインのスプレー(キシロカインポンプスプレー)を咽頭部に2,3回噴霧する。このスプレーは8%と濃度が高く、また、吸収が早いため、ショックに注意をする。
3、鋲痙薬の使用
 臭化プチルスコポラミン(ブスコパン)などが、胃分泌抑制と胃運動抑制の目的で、よく使われる。心疾患や緑内障、前立腺肥大患者、高齢者などに対してはグルカゴン(注射用グルカゴンG・ノボ)を使う。
4、鎮静薬、鎮痛薬の使用
 鎮静薬はジアゼパム(ホリゾン)、鎮痛薬は塩酸ペチジン(オピスタン)がよく使われる。通常、ホリゾン1/2A~2/3Aで十分である。
 不安の強い人、反射の強い人などに使用する。かつて内視鏡検査でつらい思いをした人や初めての人、とくに若い人で、不安や恐怖をいだいてる人に使用するとよい。
 内視鏡検査は初回のときにいやな思いをすると後の検査に支障をきたすことが多く、これらの薬剤を使用した方がよいと考えている。使用した場合は、検査の後に1時間ほど休んでもらい、十分な覚醒を確認する。外来の場合は覚醒を確認してから帰ってもらう。

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