〔意義・目的〕
 人間の可聴域を超えた高周波20,000Hz以上の超音波を人体組織にあて、反射波(エコー:echo)を映像としたもので、肝・胆・膵・脾領域の形態学的診断法として有効である。患者に苦痛を与えず、特別の準備や副作用がみられないなどの利点がある。
〔適応〕
・ 肝・胆・膵の腫瘍や嚢腫、結石の有無
・ 肝硬変・脂肪肝・膵炎の鑑別
・ 超音波誘導のもとでの経皮経肝胆管造影、経皮経肝門脈造影
〔禁忌〕
・ とくになし。
看護上の留意点
・ 検査の目的・方法・所要時間・注意時間(禁飲食、排尿禁止など)について説明し、検査に対する不安を緩和する。
・ 腸管内の清浄をはかる。下剤の写薬および浣腸の指示(便秘、排ガスのない場合など)を正確に行う。
・ 骨盤腔の検査時には、検査終了まで排尿をしないように説明する。
・ 検査当日は禁飲食とする。
・ 検査時は、検査部位が十分露出するように衣服を調整する。
・ 検査終了時には、腹部に塗ったゼリーを十分に拭き取り、患者に不快感を残さないようにする。