膀胱撮影法、尿道撮影法について
 膀胱撮影法は、尿道カテーテルで膀胱内の尿を排除し、量を測定する。次いで希釈した造影剤を150~200ml注入し、前後、斜位方向で撮影する。必要に応じて排尿させながら撮影したり、排尿後撮影する。(膀胱尿管逆流現象の診断のための検査法)尿道撮影は尿道口から注入管で造影剤を注入しながら撮影する。

☆ 看護介助のポイント(腎機能検査全般)
膀胱撮影、尿道撮影と問わず腎機能検査は、正確な成績結果を得ることで腎疾患の評価判定、治療方針などにきわめて重要な資料となることを銘記すべきである。検査のそれぞれの時点での機能検査の再現は不可能であり、絶対に失敗は許されない。些細な不注意と連絡不備が全体をだめにして判定、評価を不能にしてしまうことを忘れてはならない次に、患者側の理解と協力なしには実施不可能である。①患老に検査の意義と必要性を医師と協力して十分に理解させ協力を得る。②ある程度は患老に負担と苦痛を与える可能性のあること、その対策と危険のないことを十分に理解させる。③検査の実施方法のメモを患者に渡し説明し、理解が困難と判断される場合には、必ず介助をする。以上を医療チームであらかじめ検討し対策を
立てておくことが、正確な結果を得るための必要条件となる。
腎機能検査の多くは、検査条件を一定にするため、安静で禁食あるいは制限食にしたり、多量の飲水をさせたりする。とくに起床直後の飲水は患者にとって決して楽なことではなく、多量の飲水を必要とする時には、飲みやすいよう工夫(例えば、夏期であれば少量のレモソや氷片を入れるなど、患者の好みに合った、検査の障害とならない範囲での添加物、器の工夫など)をする。また看護師の励ましの言葉、飲水の確認、採尿時間の確認などは検査を円滑にすすめるために重要なことである。