尿路水力学的検査(ウロダイナミックスタディ)は、主として下部尿路(膀胱および尿道)の排尿機能を調べる検査で、これには、膀胱内圧測定(シストメトリ)、尿流測定(ウロフロメトリ)、尿道圧測定(UPP)、尿道外括約筋筋電図などが含まれる。排尿機構の統合的観察を行い、神経因性膀胱などの診断に用いられる。
《尿流測定とは》
1秒あたりに排出される尿量を測定するもので、おもに排出障害のスクリーニングに用いられる。判定に用いるパラメータとしては最大尿流率と平均尿流率があり、いずれも排尿量の影響を受けるため、100mL以下の少ない排尿では正確な判定はできない。それぞれ20mL/s以上、10mL/s以上あれば正常である。女性は男性より高値である。また波形のパターンも参考になり、正常ではきれいな山形であるが、前立腺肥大症などの下部尿路閉塞では低い台形となる。閉塞はないが膀胱収縮力が低下していて腹庄排尿の場合には鋸歯状の波形となることが多い(図2)。