《どんな検査か・検査の目的》
・膀胱や前立腺の病変・状態を診断するため、カテーテルを尿道口から挿入し、膀胱内に造影剤を注入してⅩ線撮影を行なう。
・10~15分程度で終了する。
《検査前に済ませておくこと》
・担当医師が、患者・家族に検査の必要性・方法・合併症の可能性などを説明し、承諾書を得る。
・検査の必要物品を準備する(表4)。
・検査前の食事は、検査終了まで延食とする。
・内服薬の服用は医師の指示による。
・検査を受ける患者の不安の軽減に努める。
・不安の対応は、逆行性尿路造影と同様。
《検査当日の手順》
①検査直前になったら、患者に排尿を促す。
②患者をⅩ線撮影室に移送する。
③下半身のみ脱衣するよう指示する。
④患者の体位を仰臥位とする。
⑤指示量の造影剤、ネラトンカテーテルを準備する。
⑥医師が、尿道に挿入したカテーテルから造影剤を注入し、撮影を行なう。
⑦撮影が終了し、衣服を整えたら、患者を病室に移送する。
《検査後に注意すべきこと》
・バイタルサイン、一般状態、尿道からの出血、尿道痛、排尿痛などをチェックし、合併症を疑わせる症状が出現したら、すぐ医師に連絡する(表2)。
・検査後の安静や飲食、入浴については、特に制限はない。
《とくに患者に注意してもらうこと》
・造影剤の排泄を促すために、できるだけ水分を摂取する。
・一時的に血尿が出ることがあるため、排尿時に尿の色を観察する。
・排尿時痛が強い場合はすぐに知らせる。