2)刺激伝導系
刺激伝導系は洞結節から始まり、心房内伝導は3本の結節間路でつながり、

房室結節に集まる。

 

房室結節を出るヒス束は中心線維体の右半分を穿通し、

心室中隔の膜様部付近で左脚後枝が枝分かれし、ついで左脚前枝と右脚に分かれる。

 

両脚はさらに細かく枝分かれし、両心室内に扇状に分布する。

両脚の先端をプルキンエ線維という。

 

つまり、刺激伝導系は洞結節、房室結節、ヒス束、左脚・右脚、

プルキンエ線維の順に伝わる。

 

刺激伝導系の組織は横紋筋線維である。
心電図のP波心房の興奮を表し、QRS波心室の興奮を表す。

T波は、心室の興奮が回復していく過程を表している。

PQ時間房室伝導時間を表す。

WS000012

WS000013

 

 

3)体循環と肺循環
体循環は左心室→大動脈→組織→大静脈→右心房の経路をとる。

肺循環は右心室→肺動脈→肺組織→肺静脈→左心房の経路をとる。

 

これらの力学的条件は、心臓のポンプ作用、循環血液量、

血管系の容積、循環抵抗拡張期・収縮期などによって決まる。

 

体循環と肺循環の血液量、つまり左心室と右心室の拍出量は等しいはずであるが、

体循環系と肺循環系の間には一部短絡がある

(例えば、気管支動脈が肺静脈へ、冠状動脈の一部が左心房に還流する)。

 

このため、正常でも約2%の体循環血は右心系へ帰らない

この短絡量は、病的な場合に(チアノーゼ型先天性心疾患などにおいて)

異常に増すことが知られている。

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