②脂質
  摂取された脂質は、胆汁酸や膵リバーゼなどの酵素の働きによって最終的には脂肪酸とグリセロールに分解されて吸収され、再合成されたのちに中性脂肪として貯蔵される。  

摂取エネルギーが体内の需要量を下回った状態、すなわち絶食や飢餓では脂肪細胞から大量の脂肪酸が遊離し、図2-1にみられるようにアシルCoAを経てミトコンドリアに入り、β酸化を受けてエネルギーを供給することになる。

③蛋白質
  蛋白質は、胃酸やトリプシンの作用によりアミノ酸にまで分解されて吸収される。アミノ酸は細胞内蛋白質、分泌蛋白質、膜蛋白質といった体蛋白質の合成に利用されるが、余剰のアミノ酸はエネルギー源として分解されるか、糖新生あるいは脂肪酸合成に利用される。

飢餓時には蛋白質が分解され、得られたアミノ酸がエネルギー源として利用される。

  このように、食後か空腹時か、安静時か運動時か、糖尿病か非糖尿病か、といった状態に応じて代謝の方向が変換し、エネルギー源として糖質、脂質のいずれを利用するかの切り換えが行われている。

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