4)冠循環

 

冠動脈の仕組み
心臓は、心筋の収縮によって全身に血液を送る。

そのため、心筋が行う仕事量は大きく、

心筋へと血液を送る特別の血管が必要になる。

それが冠動脈である。
冠動脈は大動脈の根元から左右に1本ずつ出ている。

そして、主に3本の冠動脈が心臓を取り巻いて、

枝分かれしながら心筋の各部に入り込んで、必要な栄養分を供給している。

 
右冠動脈

心臓の右側を走り、右心室と左心室の下面、心室中隔の後部分に血液を供給する。

 
左前下行枝

大動脈から左冠動脈として出るが、すぐに左前下行枝と左回旋枝に分かれる。

左前下行枝は心臓の前面を走り、左心室の全面から側面、

心室中隔の大部分に血液を供給する。

 
左回旋枝

心臓の後面を走り、左心室の側面から後面に血液を供給する。

 

 

②冠動脈の働き
心臓の活動維持のためには、心筋への酸素・栄養分の供給が必要である。

そのために毎分250mlの動脈血が冠動脈へ送り込まれている。

 

冠動脈への血液循環は、心臓の収縮期に血流が生じるだけでなく、

拡張期にも血流が増加するのが特徴である。

特に、左前下行枝と左回旋枝で著しい増加がみられる。

 
また、心内膜側では、収縮期には冠動脈の血流が途絶え、

拡張期にだけ血流が生じるために、心筋虚血(酸素不足)が起こりやすくなる。

 

 

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