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②エネルギー産生の第1歩
 エネルギー産生のためには、まず何といっても血液中のフドウ糖を細胞内に取り込まなければならない。もし、フドウ糖を細胞内に取り込むことができないとしたらどうだろうか。家の中には、おなかをすかせた子どもたちがいて、前の水路をパンを積んだ船が通っても、そのパンを手に入れることができないという状態と同じである。
 細胞内にブドウ糖を取り込むのには、「インスリン」というホルモンか必要である。このインスリンが不足していたり、十分にその機能を果たしてくれなかったりすると、血液中のブドウ糖を細胞内に取り入れることができず、血液中にはブドウ糖が余っている状態、つまり、高血糖(hyperglycemiaという。hyperは「高い」、glycoは「フトウ糖の」、-emiaは「血液の状態」)になってしまう。