脊椎麻酔   spinal anesthesia
局所麻酔薬をくも膜下腔に注入し、脊髄神経の興奮伝導を遮断する局所麻酔法。
前根と後根に局所麻酔薬が作用するので、運動神経・知覚神経・自律神経がブロックされる。
液体→液体なので、広がりが速く、無痛状態になるのが速い(5分以内)。

適応
脊椎麻酔⇒主に下腹部以下(会陰部・下肢)の手術。

禁忌
①出血性素因(DICなど)
②感染症(穿刺部位の感染・敗血症)
③脳圧亢進・潜在性二分脊椎症などの脳脊髄疾患
④協力を得られない場合(小児科・脊椎麻酔や硬膜外麻酔を拒否する場合)
⑤解剖学的に穿刺困難な場合。

実際の手技
■脊椎麻酔
①Jacoby線を基準にして穿刺部位を決定する。
(Jacoby線⇒左右腸骨稜を結ぶ線。第4腰椎棘突起付近を通る。)
②脊椎麻酔ではジブカインなどの高比重液が広く用いられる。
③患者の体位・注入薬剤の比重・薬液量・注入速度が麻酔高に影響する。
④交感神経の麻痺は知覚神経の麻痺より高位に及ぶ。(平均2分節)
⑤交感神経系をブロックするので、腸管の運動が亢進する。

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