WS000018

WS000017

 

(1)気管
空気の通り道となる気管は、輪状軟骨(頚椎6の高さ)から始まり、

10~12㎝の長さで、第5胸椎のあたり(胸の中央)まで続き、

左右気管支に分岐する。

 

食道の前に位置し人差し指の太さで、弾力性に富み、

呼吸運動に従って多少伸縮するが、常に開いた管である。
気管は、線毛の生えた線毛細胞と粘液を分泌する杯細胞でおおわれている。

線毛細胞は常に空気の流れと反対方向に線毛を動かしており、

ほこりや塵を含んだ粘液を喉のほうに押し戻している。

 

この動きにより、粉塵が肺内に入ることなく、飲み込まれたり吐き出されたりする。
喫煙は、この線毛運動を阻害し、最終的には線毛運動は壊されてしまう。

喫煙者の場合、唯一、咳をすることで、

粘液を外へ押し出し肺胞内に蓄積することを防いでいる。
気管の壁は、C字の形をした硝子軟骨(輪状軟骨)で補強されており、かなり硬い。

この輪状軟骨の形状は2つの点で役に立つ。
まず、気管の後方に食道があり、軟骨は、ここと接したところで切れている。

このため、大きい食物を飲み込んでも食道は前方へ広がることができる。

 

また、輪状軟骨により気管はしっかりと支えられているので、

呼吸により内圧が変化しても内腔がつぶれることはない。

 

気管軟骨、前方凸の馬蹄形の軟骨輪で、

軟骨の間は弾性繊維に富む輪状靭帯からなっている。

 

後側の膜性壁は、軟骨がなく平滑筋である。

⇒続きはこちら☆