・鼻腔
外界と直接交通する部位で、粘膜組織で覆われている。

 

粘膜の表面は、線毛細胞や粘液を分泌する杯細胞で覆われ、

その下には分泌腺(鼻腺)や血管が多く、

静脈は複雑な海綿静脈叢を作って血液をプールしている。

 

側壁には、上・中・下の鼻甲介が棚状に張り出し、

空気との接触面積を広げて空気の清浄化を助けている。

 
(鼻中隔軟骨の前下部をキーゼルバッハ部位という。

ここは、血管が特に多く、すぐ下は軟骨のため、外力を受けやすく、

鼻血の約80%はこの部位でおこる。

鼻中隔は、鼻腔の中央に位置して、鼻腔を左右に分けている。)

 

 

・咽頭

 
咽頭粘膜には、咽頭扁桃、口蓋扁桃、舌扁桃などのリンパ性組織がある。

これらは細菌・ウイルスなどの侵入を防ぎ、生体防御に大切な役割を果たしている。

 
(側壁には、中耳の鼓室と交通する耳管が開口している。

ここは、普段は閉じているが、嚥下、咀嚼、あくびのときは開き、

鼓室の内圧と外気圧が同一になるようにしている。

ケーブルカーやエレベーターで、耳がツーンとしたとき、

唾を飲み込むと治るのはここが開き、耳管によって鼓室と外界が通じ合い、

気圧が同じになるからである。)

 

 

・喉頭
咽頭に続き、食道の前を下がる漏斗状の部分で、下は気管に移行する。

空気の通路であとともに発生器を兼ねている。

 
(声門・・・喉頭腔の側壁には、甲状軟骨の裏から前後に走る上下2対のヒダがあり、

上方を室ヒダ(仮声帯)、下方を声帯ヒダ(声帯)といい、

左右の声帯とその間の狭い腔(声門裂)を合わせて声門と呼ぶ。

 

声帯の中には、声帯筋が張っている。

声門は、呼吸時には開いている。

 

発声はわずかに開いた声門を気管内の空気が勢いよく通り抜けるとに、

呼気圧を利用して声帯を振動させ、声を出す。

 

声門の開閉に関与する喉頭筋は、迷走神経で支配されている。)

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