(4)肺の解剖・生理

 

呼吸器系の構造として肺は、上方と側方を肋骨、肋骨筋および肋骨に付着する

広背筋、前鋸筋、大胸筋、僧帽筋に囲まれ、前方は胸骨に、下方は横隔膜に、

内方は縦郭(心臓、心臓に出入りする大血管、気管、食道、胸菅などが集まっている

胸腔の中央)に囲まれている胸郭という箱におさまっている。

 

胸郭に囲まれた空間を胸腔という。

肺と胸郭の内側は胸膜によって覆われており、

胸壁の側を壁側胸膜、肺を覆う側を臓側胸膜とよぶ。

 
この胸膜に覆われた部分が胸腔である。

胸腔は肺が広がっている限り肺でしめられ、空間としては存在しない。

ここに正常でも数mlの胸水が存在し、呼吸運動に際しての摩擦を避けている。

 

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肺は、身体の器官の中でもかなり大きいものである。

肺は、自ら拡張する性質はなく、胸郭が拡張して胸膜腔が

陰圧になると肺が膨らみ、吸気が起こる。
肺の頂上部を肺尖、下面を肺底、肋骨側を肋骨面、内側を縦隔面という。

 

肺尖は、鎖骨の約2㎝上に、肺底はおよそ第6肋骨の高さにある。

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