①.肺胞におけるガス交換(外呼吸)

肺胞内では、酸素をたくさん含んだ吸気が流れ込んだ肺胞気と、

肺胞に接する二酸化炭素を高濃度の含んだ血液(静脈血)との間で

ガスの拡散が起こり、ガス交換が行われる。

 

しかし、血液には空気と出会うと固まるという性質があるので、

肺胞では直接血液と空気が出会うことはない。

肺胞壁では、限りなく、触れ合ったと同じような状況を作り出すしくみになっている。

 

<肺胞を取り巻く毛細血管の構造>

静脈血が流れる肺動脈は、気管支に沿って末梢に向かって

次第に細くなりながら走っている。

 

そして、肺胞のところでは、直径が約8㎛という細い網目状の毛細血管になる。

肺胞の毛細血管は体内で最も密な網を作っている。

 

毛細血管の壁は大変薄く(0.1㎛)、一方、肺胞の壁もこれに劣らず薄く(0.1~0.2㎛)、

肺胞の空気と毛細血管の血液は至近距離に接して、拡散に都合のいい状態をなしている。

 

このとき、極めて薄い壁を通して、二酸化炭素と酸素がそれぞれに濃度の濃い方から

薄い方へ拡散し、ガス交換が容易に行われる。

 

○障害されると→肺胞構造が破壊される慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎・肺線維症では、

肺胞の総表面積が減少しガス交換が障害される。

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