《術直後のケア》
・手術が終わると、患者は術後回復室(ICUの場合もあり)へ搬送される。そこで麻酔が覚醒して、バイタルサインが落ち着くまでは細心の注意を払い、正確な観察、手際よい処置、安全に対する処置を行う。
・手術直後の看護目標としては、①気道確保、②ショック予防、③危険防止、の3点がある。
・手術侵襲により損なわれた患者の生理機能を回復させ、生命の安全をはかり、合併症を予防する。
・そのため、術前より情報収集していた患者の全身状態(栄養状態、心・肺・肝・腎機能の状態、心疾患・呼吸器疾患・糖尿病などの基礎疾患の有無)、患者の性格、術式などをアセスメントして、経時的にモニタすることが重要である。