PaO2値が100mmHgを越える場合は、補助酸素の投与量が多すぎることを示している。80mmHgを下回る場合は低酸素血症を示す(65歳以上の患者については105mmHgから年齢の2分の1を引いた値が望ましいPaO2値になる)
酸素飽和度(O2Sat)が97%を下回る場合は、飽和度の低下を示す。またPaO2値の低下をもたらすこともある。
PHが7.45を越える(アルカローシス)場合は、水素イオン(H+)の欠乏を示す。7.35より低い(アシドーシス)場合はH+の過剰を示す。
PHが7.45より大きく、アルカローシスが起きていることがわかった場合は、つぎにPaCO2値をチェックする。PaCO2値は呼吸指標と呼ばれ、肺による炭酸ガス排出の効率を反映する。この値が35mmHgより低い場合は、呼吸性アルカローシスおよび過換気を示している。ついで、代謝標と呼ばれる重炭酸イオン(HCO3-)値をチェックする。
HCO3-値が26mEq/lを越える場合は、代謝性アルカローシスを示す。
この関係はPHがアシドーシスを示す(7.35未満)場合にも成り立つ。PaCO2値が45mmHgを越える場合は、呼吸性アシドーシスを示す。HCO3-値が22mEq/lより低い場合は代謝性アシドーシスを示す。呼吸系と代謝系は、体内の酸塩素平衡を正常範囲内に保つために強調して機能している。たとえば、呼吸性アシドーシスが起きると、腎臓はHCO3-を保存することによって代償しようとするので、HCO3-値が上昇する。同様に代謝性アシドーシスが起きると、肺は呼吸の速さと深さを増加させ、炭酸ガスの排出を促進して代償しようとする。