採血は痛みを伴うため、小児に恐怖心を抱かせる代表的な検査の1つである。患児と介助者が一致協力して行うという雰囲気をつくりあげることが大切である。小児は血管が細く、手技が難しいことに加え、患児の協力が得にくいため、発達段階に応じた採血部位の選択と、部位に応じた確実な固定を行うことが重要である。

1、 採血部位
一般に肘静脈を使用するが、新生児や乳児では血管が細く十分な採血量が得られな
いことも多い。また、皮下脂肪が多く静脈の露出が十分でない場合もあるため、採血量が多いときには、外頸静脈や大腿静脈を利用して採血することも多い。未熟児、新生児では、足底内側部、踵部の毛細血管を利用する場合もある。動脈血を採取する場合は、橈骨動脈や大腿動脈を使用する。
[静脈血]①肘正中静脈・・・肩関節と手関節を固定する。
    ②大腿静脈・・・両下肢を開排位にして、膝関節と腰部を固定する。
    ③外頚静脈・・・頸部を進展させるように、頭と肩を固定する。
    ④踵部(新生児、乳児)・・・膝関節、腰部を固定する。
[動脈血]①橈骨動脈・・・肩関節と手関節を固定する。
     ②大腿動脈・・・両下肢を開排位にして、膝関節と腰部を固定する。
* 固定をうまく行なうと、早く採血しやすい。
    
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